「バイラルメディア」のバブルは弾けたのか

関心を失うメディアバイヤーの本心

勢いに陰りが見えてきた理由とは?(写真 :Graphs / PIXTA)

バイラルパブリッシャーの勢いに陰りが見えてきた。

バイラルノバやディストラクティファイをはじめとするバイラルパブリッシャーは、話題にしたくなるコンテンツをフェイスブックでシェアすることで、大規模なオーディエンスを築いた。だが、メディアバイヤーたちが米DIGIDAYに語ったところによると、これらのサイトはプラットフォームへの依存によって、フェイスブックのアルゴリズム変更や不安定なトラフィックといった問題にさらされたままであり、そのため彼ら(メディアバイヤー)の関心は薄らいでしまったという。

また、一部のバイラルパブリッシャーはアドフラウド(広告詐欺)とビューアビリティ(可視性)の問題を克服できていないと、とある消息筋は語る。サードパーティーのデータによると、トラフィックが減少したパブリッシャーもあるようだ。

アップワージーという先駆者

この記事はデジタルマーケティング戦略に特化したメディア「DIGIDAY[日本版]」(運営:メディアジーン)の提供記事です

「以前と比べると、バイヤーからの注目は減り、出稿の候補対象となることも少なくなった。その理由のひとつとして、バイラルパブリッシャーの流行は一時的なものであり、そのバブルが弾けたことが挙げられる」と、デジタルエージェンシーのオールマイティーで、最高イノベーション責任者(CINO)を務めるロブ・グリフィン氏は語る。

クリックを誘う見出しと、感情に訴える内容を利用することで、バイラルパブリッシャーの先駆者たるアップワージーは急成長を遂げた。インターネット調査企業のクアントキャストによると、アップワージーは2013年末まで1カ月あたり4500万~8500万人のユニークビジターを集めていたという。

次ページトラフィックが減少
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 高城幸司の会社の歩き方
  • 山本シンヤが迫るクルマ開発者の本音
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
ホンダ「フリード」がトヨタ「シエンタ」より売れるようになった訳
ホンダ「フリード」がトヨタ「シエンタ」より売れるようになった訳
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
15種類の「書き方」を徹底解説<br>無敵の文章術

ビジネスパーソンを中心に文章力の必要性が高まっています。在宅勤務における情報伝達手段として、メールやチャットは不可欠に。また精度の高い企画書はビジネスの成功に直結します。本特集ではシーンや目的別に、短期間でのスキル向上を目指します。

東洋経済education×ICT