米と油で減量?オイルおにぎりブームの裏側 「良い油」不飽和脂肪酸の健康効果に注目!
クックパッドでも、2015年の「ココナッツオイル」の検索頻度は、前年と比べて9倍にも跳ねあがった。そして、2016年に入ってからは、一般的なスーパーにも常備されるようになり、家庭用オイルの定番になったというわけだ。
さらに、ココナッツオイルブームに乗って、数年前からじわじわと人気を集めていた「えごまオイル」「アボカドオイル」「亜麻仁油」「グレープシードオイル」なども”良いオイル”として注目を集めるように。結果、空前のオイルブームの到来、となったのである。
この"良いオイル"とは、いったい何なのだろうか。そもそも、オイルの主成分は脂肪酸で、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類がある。
飽和脂肪酸は、肉類やバターなどに多く含まれるもので、摂りすぎると悪玉コレステロールや中性脂肪を増加させ、肥満や動脈硬化の一因になることもあるといわれている。
ココナッツオイルは、この飽和脂肪酸に含まれるが、その中の「中鎖脂肪酸」と呼ばれるもので、善玉コレステロールの働きを助け、悪玉コレステロールを減少させる働きがあるとされる。
血液をサラサラにする?不飽和脂肪酸の効能
一方、「えごまオイル」「アボカドオイル」「亜麻仁油」「グレープシードオイル」などは、不飽和脂肪酸だ。主に魚類や植物性の油に含まれ、悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにする効果があるという。
こうして注目されるようになった”良いオイル”たち。ただ、せっかく買ってもどう食卓に取り入れるべきかはわからない。そこで登場したのが、日本人にぴったりな「オイルおにぎり」である。
オイルおにぎりの作り方は、いたってシンプル。自分の好きなオイルをご飯に混ぜて、握る。混ぜずに、オイルを手につけて握るだけでもいい。このオイルおにぎり、今年4月の「クックパッドニュース」で、”オイルの風味がほのかに米に移り、コクがアップするため美味しく感じる”と紹介したところ、大人気になった。オイルを塗ることで、「時間が経って冷めたおにぎりのコメが固くなってしまう」という悩みも解決することができる。
そこで、クックパッドに投稿されたさまざまなアレンジのオイルおにぎりを、使ったオイルの種類ごとに紹介していきたい。
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