「ガンダム」アニメ最新作、バンナムの仕掛け 累計4億個のガンプラ、幅広い世代にアピール
「機動戦士ガンダム」。言わずとしれたロボットアニメの人気シリーズだ。1979年にスタートしたテレビアニメとともに大ヒットしたのが、作中の登場人物が操縦するモビルスーツ(ロボット)を、組み立て式の模型玩具にしてバンダイが売り出したプラモデル。ガンダムのプラモデルを略して、「ガンプラ」というニックネームでも知られる。
ガンプラは直近1年で7%増と健闘
ガンプラが世の中に登場したのは、ガンダムのアニメが放映を開始した翌年の1980年。以後、アニメがシリーズを重ねるのと歩調を合わせるように、ラインナップを増やしてきた。ガンプラはこれまでに1000種類以上のモデルが投入され、累計販売は4億個を超えている。玩具(おもちゃ)カテゴリーに入る商品だが客層は広く、下は小学生の子供から、上は40~50代以上の大人までが親しんでいる。
バンダイナムコホールディングスによると、最新決算の2013年3月期に、ガンプラの国内販売はその前の年度から7%も伸びた。大型商品のヒットがけん引した格好だが、需要が伸び悩む国内を相手にして堂々たる実績といえる。
まさに“ドル箱”商品の一つであるガンプラ。2014年にガンダム、15年にガンプラがそれぞれ生誕35周年を迎えるのを控え、バンダイナムコグループは、一段とこの市場を盛り上げる“仕掛け”を打つ。
バンダイナムコグループは7月2日、サンライズが企画・製作するガンダムのアニメ最新作「ガンダムビルドファイターズ」を13年10月から、テレビ東京系列で放映すると発表した。