就職率で見る「本当に強い女子大」ランキング

実は女子大の実就職率は全体平均より"高い"

ランキングの上位は「資格」に強い大学が多い。6位の女子栄養大学は、管理栄養士国家試験の合格率が全国トップクラスで、資格取得者が多いことが就職率に直結している。

広島にある安田女子大学は、実就職率が2015年の88.1%から94.6%と大幅にアップし、28位から4位に上がった。上位の大学と同様に教員になる学生が多いが、就職者数が多い企業には、第一生命保険や三井住友銀行、広島銀行といった金融機関が並ぶ。こうした就職状況は今春の実就職率が100%だった現代ビジネス学部の影響がありそうだ。

卒業生1000人以上では昭和女子大がトップ

ランキングの上位には比較的卒業者数の少ないコンパクトな大学が多く並んでいるが、5位の昭和女子大学は卒業生が1000人超ながら94.3%と高い実就職率となっている。同大は卒業生が1000人以上の女子大の中で、実就職率が6年連続トップとなっている。今春の就職者数上位企業には、みずほフィナンシャルグループ43人、三菱東京UFJ銀行10人などがあり、銀行や生保などの金融にも強いことが特徴だ。

卒業生1000人以上の大学で、昭和女子大に次いで実就職率が高いのは、8位の日本女子大学(実就職率92.6%)。同大も金融に強く、今春の就職者が多い企業は、1位みずほフィナンシャルグループの35人で、以下、三井住友銀行34人、三菱東京UFJ銀行32人と、三大メガバンクがベスト3を占めた。ちなみに大学通信は、こうしたメガバンクを含む日経平均株価の採用銘柄に加え、会社規模や知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に有名企業400社を選定、その就職者数を集計している。それによると、日本女子大の有名企業の就職者は458人で、総就職者の33.9%を占めている。

日本女子大学とともに女子大御三家と称される、10位の東京女子大学(実就職率92.3%)と、35位の津田塾大学(同88.5%)も有名企業に強い。東京女子大はみずほフィナンシャルグループ26人、三菱東京UFJ銀行26人、三井住友銀行24人など、有名企業400社へ320人が就職し、総就職者の約36.6%を占める。

津田塾大の有名企業400社への就職者数は166人で総就職者の約32.8%に上るが、就職先の傾向は日本女子大や東京女子大と異なる。卒業者数が少ないこともあるが、3大メガバンクの就職者は、三井住友銀行が5人でみずほフィナンシャルグループと三菱東京UFJ銀行がともに2人と少ない。一方、野村総合研究所、トヨタ自動車、沖電気工業、楽天、NTT東日本、NECなどが同大からの就職者が多い企業の上位に来るなど、幅広い業種に就職している。就職先を見るとトップ女子大の中でも性格が異なることが分かる。

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