これが最高水準の仕事をする最強のヒントだ! 直伝!ムーギー・キム氏講演リポート

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「だからこそ、もう一つの大事な条件が、“自分のやりたいことは全部やれ”ということなのです。やりたいことをやらなければ、人生には後悔が待っているだけです。自己実現のためには、とにかく自分のやりたいことを何でもやってみることです。一見当たり前ですが、一つのことに集中することが奨励されるカルチャーでは、これが難しい。好きなことをすべてやることで、その中から本当にやりたい仕事が見つかる可能性が高まります」

ムーギー氏が本当にやりたい仕事とは

ムーギー氏はこれまで、外資系投資銀行、コンサルティングファーム、公開株資産運用会社、プライベート・エクイティ・ファンドなどの仕事に携わってきたが、いずれも自分のやりたかった仕事であり、そこには、一つの目標があるという。

「私の目標は、金融と人材とメディアの分野で、グローバルな橋渡し役になることです。その意味で、金融はやりたい仕事の一つであり、今も情熱をもって仕事をしています。たとえば、金融では、高成長の国に身をおいていないと新規成長機会を評価する感覚がつかめません。低成長の国ばかりでずっと仕事をしていると、そのうち低成長の発想しかできなくなる。だからこそ、海外で新しい仕事にどんどんチャレンジしてみる。そうやって自分の可能性を探っているのです」

そう語るムーギー氏の現在の関心は、低成長の日本がその莫大な資産をどう活用すべきか、ということにあるという。

「実は、日本には世界に投資できるたくさんのお金があります。今は国内に有望な投資先が見つからず、お金が余っている状態です。私は、そのお金を世界中の新興企業に投資したいと思っています」

そのため、ムーギー氏は今、INSEAD時代の同級生たちとともに投資ファンドの立ち上げに携わっている。

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