3位は独立系ソフトウエア会社アルファシステムズの58.0%。30代社員は1434人と1000人を超えている。さらに30歳未満も18.3%で、全体の4分の3以上が30代以下という、若い会社であることがわかる。このように30代だけでなく30歳未満の人数も見ることで、会社の年齢状況をより詳しく把握できる。
2014年度の中途採用2人に対して、2015年4月入社の新卒社員は129人と、採用は新卒中心だ。フレックスタイム制度、半日単位の有給休暇制度など、働きやすい環境も整備されている。2012年入社者の2015年時点の新卒3年後定着率は94.2%(52人→49人)と高く、新卒社員が長く働き続けたいと思える職場のようだ。
以下、4位ジーンズメイト57.4%、5位アップルインターナショナル57.1%、6位図研エルミック56.7%、7位リクルートホールディングス55.0%、8位ソーバル54.4%と続く。
若さが際立つブリヂストン
全体的にITや小売・サービス業が目立つ中、大手製造業として入ったのが、42位ブリヂストンの43.1%。30歳未満も18.4%と、30代以下で61.5%を占める。ちなみに「50代の社員が多い100社」ランキングで3位だったホンダは、50代比率44.3%で、40代は24.3%と、7割近くが40歳以上だ。このような大手製造業の会社も少なくないが、ブリヂストンの若さは際立っている。
40%を超えるのは、69位伊藤園の40.1%まで。全体的に企業の平均年齢は上がる傾向にあり、現在の大学生が新入社員として入社する多くの会社では、40代以上の社員が多数派という職場がほとんどだろう。
そうした中で、30代比率が高い会社は新入社員と年齢の近い社員も多く、伸び盛りでやりがいのある仕事に取り組めるケースもありそうだ。ただし、この30代がトップランナーとして残り、10年後には40代が中心になっている可能性もある。この点には注意が必要だろう。
最後に今回のポイントをまとめておく。
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