キンコン西野流「嫌われてもOK」な仕事術 目立つと叩かれる日本でこそ、個で生きろ!

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――アンチをゼロを考えるって、強いですね!普通の人間は、自分にネガティブな感情を向ける人がいることに、耐えられないと思います。

いや、ゼロでしょ(笑)。僕、「好感度が低い芸人」1位で、1番嫌われてる芸人らしいですけど、街歩いてて、石投げられたことありませんし。「なんばグランド花月」でライブやって、炎上していることをネタにしても、お客さんはそもそも僕が炎上してることなんて知らなくて。よっぽどのファンじゃないと、批判されていることなんて、まったく気にしてもいない。

そもそも、自分のこと「嫌い」って言ってるやつは何人いるんだろう? 叩いている奴は一体誰なのか? と思った時に、いや、これもう数えなくていいなと思ったんですよ。

自分の味方の数だけ、数えていればいい!

自分が発信して、自分のこと「好き」って言ってくれる人と「嫌い」って言ってくれる人の比率が1対9であったとしても、この比率を変える必要はありません。1対9のまま、9割の人に「嫌われる」って分かったら、それはもう割り切ってゼロと考える。割合はそのままでいいから、分母を大きくする発想が大事です。

――少数派であったとしても、自分を支持してくれる人たちを明確に意識して、オーディエンスとしてきっちり囲い込む戦略ですね。

学校とか会社で、「みんなこっち行ってるけど、自分はこっちに行きたい」ってやって外に飛び出そうとしたら、迫害を受けてすごい叩かれたり、足引っ張られたりした人って、もう日本に何十万人、何百万人といると思うんですよね。だから、僕は自分が率先して外に出ていって、世間から叩かれるところも見せて、転んだところも見せて、持ち直してもう1回うまいことやってるところも全部見せる。

西野氏の哲学が詰まっている、『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』(主婦と生活社)

それで、多くの人に「あっ、もしかしたら自分もいけるかもな」と思われて、その人たちに「西野、ありがとうね!」ってすごく感謝されたら、その時は「信用面積」がだいぶ広がってると思うんです。あとはオンラインサロンなのか、クラウドファンディングなのか、それとも『魔法のコンパス』みたいな本を書くのか。マネタイズはどういった形でも、できますよね。誰の代弁者になるかということも決めちゃって、自分を好きになってくれる人たちからの信用さえあれば、なんとでもなるのではないでしょうか。

――西野さんの生き方に励まされる人は、きっとこれから増えてくると思います。「魔法のコンパス」を使って、「道なき道」を拓いていくことを、ぜひ、これからも。

頑張ります!それにしても、いいタイトル付きましたね、この本。

 

(撮影:梅谷秀司)

関田 真也 東洋経済オンライン編集部

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せきた・しんや / Shinya Sekita

慶應義塾大学法学部法律学科卒、一橋大学法科大学院修了。2015年より東洋経済オンライン編集部。2018年弁護士登録(東京弁護士会)

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