外食業界を「ブラック」と決めつけていないか

就活に役立つ、外食「優良企業」3社はこれだ

1998年に現社長である村上勝照氏が創業したインフォマートは、外食業者と食材・備品販売業者をネットでつなぐ、BtoBプラットフォームを提供している。

このサービスでは、商品の受発注、請求書の発行と受け取り、支払い金額確認、支払い確定までの業務をネット上で行うことができる。従来は紙や電話で行っていた取引を電子化することで業務が効率化するわけだ。また、商品ごとに紙でやり取りしていた商品の規格書をデータ化したことで、新規取引先の開拓、見積もりといった商談業務も、BtoBプラットフォーム上でできる。従来の商談と比較して、時間や手間を大幅に削減できるようになっただけでなく、ペーパーレス化が進んだ。

日々の業務負担を軽くできるこのサービスは、着実に外食業界に浸透し、2016年6月末時点では約3万9000社がインフォマートのBtoBプラットフォームを利用。システムビジネスでは、規模の拡大が事業運営の効率化をもたらし、利益率が向上する。この5年間で営業利益は、2011年12月期の6億4000万円から2015年12月期の20億9000万円へと、3倍以上にも拡大した。

今年8月に行われた決算説明会でインフォマートの村上社長は、「外食業界以外の事業者からの利用も取り込む」ことを明らかにした。受発注、請求書発行、商談というのは、外食以外の事業者も行っていることなので、対象業者を広めていくということだ。

まずは外食業界での利用企業を3年間で5万社に増加させる。その後、外食業界以外の企業も含んだ、受発注・請求書発行・商談のインフラとしてBtoBプラットフォームを拡大させる。村上社長は100万社のユーザー獲得を目指している。

暖房などトラブルが起きたらお任せ

冬の寒い日に暖房が効かない。厨房器が故障してしまった。こんなトラブルが起きてしまったら、飲食店は営業できない。そんな緊急のトラブル対応や日々の設備メンテナンスで、外食企業をサポートしているのが「シンプロメンテ」だ。

1999年に現会長兼社長である内藤秀雄氏が創業したシンプロメンテは、設備の修理業者をネットワーク化し、飲食店の店舗設備に関連するサービスを提供している。ネットワークの名称はメンテキーパー。

飲食店はメンテキーパーを利用することで、通常の店舗設備メンテナンスはもちろん、緊急トラブル時に修理サービスを受けることができる。メンテキーパーのおかげで、飲食店は本業の料理や接客に注力するのが容易になるわけだ。

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