M・ムーア監督、「反トランプ」映画」を公開 民主党集会でも上映
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 挑発的なドキュメンタリー映画で知られるマイケル・ムーア監督の、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏に反対する作品「Michael Moore in Trumpland(原題)」が18日夜、マンハッタンの映画館で無料上映された。
作品は、ムーア監督が最近オハイオ州で出演したショー「October Surprise」がベース。紹介文によると、「敵の陣地に飛び込む」ムーア監督を描いているという。ニューヨークやロサンゼルスの劇場で19日から一般公開される。
銃やイラク戦争、米医療保険制度に関するドキュメント作品でアカデミー賞の受賞経験もあるムーア監督だが、同作は、多くの有名人らが登場する民主党のヒラリー・クリントン候補の選挙集会でも上映される予定。
米映画界では、クリントン氏を支持する動きが拡大している。同氏が17日にブロードウェーで行った選挙集会には、歌手で女優のバーブラ・ストライサンドやコメディアンで俳優のビリー・クリスタル、女優のジュリア・ロバーツなど30人以上の有名人が登場。チケットは最高1万ドル(約103万円)で販売され、集会の様子はオンラインで生中継された。
歌手のジェニファー・ロペスやジョン・ボン・ジョビも来週、フロリダ州で行われるクリントン氏の集会にそれぞれ出演予定で、「アイアンマン」のロバート・ダウニー・ジュニアや、ニール・パトリック・ハリス、ドン・チードルなども、トランプ氏への反対を訴えるソーシャルメディアでのキャンペーンに参加している。
一方、トランプ氏の支持者にはクリント・イーストウッド監督や俳優のジョン・ボイト、歌手のロレッタ・リンなどが名を連ねている。
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