中国「微信」の露骨すぎるインフルエンサー ファッションブランドを宣伝する4人の正体

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真にバイラルな投稿がどういうものかについては基準はないが、MKの人気がブランドの目に留まらないわけがない。中国では広告明示に関する規制はないが、宣伝する商品が大量なので、MKがマネタイズに苦労していないのは明らかだ。MKのWebページの最下部にはメールアドレスが明記されている。ブランドがビジネス取引を要請できるようにだ。

恐れ知らずで機知とユーモアに富むコメントも

ブロガーのMimeng

Mimengは以前、南方日報の編集長だったが、辞職後、自身の映画制作会社を立ち上げた。映画事業が失敗したあと、WeChatアカウントを開設。いまはそのアカウントで、対人関係や結婚、セックス、愛について、恐れ知らずで機知とユーモアに富むコメントをしている。中国メディアのある記事によると、スポンサー付き投稿1件あたり10万回ものページビュー数を獲得しており、最高30万元(約450万円)を手に入れることもあるという。

ストリート・スタイリストのHuohuo Han

Hanは、セレブスタイルのインフルエンサーだ。2009年にオンラインで有名になる前は、マリ・クレール中国法人のプロジェクトマネージャーとして働いていた。「地球でもっともハンサムな男」を自称している。欧米のメディアが「中国のキム・カーダシアン」と呼んでいるモデル兼女優のアンジェラベイビーなど、中国の多くの有名人と付き合っているという。

WeChatアカウント経由でブランドにお墨付きを与えることはめったにない。そのためWeChatでは、ファッショントレンドについてもっぱらブログ記事を書いている。だが、WeChatのストリートスタイル画像では、レイバンやシャネルのような多くの有名ブランドがさりげなく宣伝されている。

 

New season of DO NOT TAG.

@hanhuohuoが投稿した写真 -

Yuyu Chen(原文 / 訳:ガリレオ)

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DIGIDAY[日本版]編集部

2015年9月1日にローンチした「DIGIDAY[日本版]」を運営。同サイトでは米「DIGIDAY」が日々配信する最新のデジタルマーケティング情報をいち早く翻訳して掲載するほか、日本国内の動向についてもオリジナル記事を配信している。メディアジーンが運営

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