不倫にハマる、年収1000万円シングルマザー 夫は不要!「通い不倫」を選ぶ女性が急増中

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「私が3歳のときに、ボイラー技士をしていた父が、房総の海で転落死してしまったんです。母親もシングルマザーになったのですが、結婚しても辞めずに続けていた美容師という“手に職”があったので、実家に借金をして、埼玉県内に美容院を開店。私の娘が生まれるまでは、2店舗のサロンを経営していていました。今はそのお店を人に売って、億単位のお金を持っていると聞いています」

母親は化粧が上手で、今でもメイク美人。苦労人らしく寛容なところがあり、そういう人間力を愛されて、会社の経営陣クラスの男性と交際していたという。

「母の彼は3人くらい知っています。やはり、そういう人は細かいことにこだわらず、優しい。母はメイクを落とすと激しく地味な顔なのですが、化粧をしながら“女は外見をキレイにしなくてはダメ”と私に教えてくれました。私はずっと一重まぶただったのですが、20歳のときに“成人祝”として、母が美容整形の費用を出してくれて、今の顔になりました。このおかげですごくトクをしていると感じます」

専業主婦をしている女性ってけっこうヒガミっぽいと思う、と浅香さんは続ける。自分の理想を目指して頑張りすぎて、それが実現しないと他人……特に夫に当たり散らす。ちなみに、浅香さんの5歳娘の父親である現在のパートナーの奥さんは、それが激しい人だという。

奥さんに締め出されたことがきっかけ

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「彼が最初に私のところに来たのも、玄関にチェーンをかけられていたからなんですよ。理由は“夕食を食べると言ったのに、彼の帰宅が指定時間に間に合わなかったから”。奥さんは彼が帰ると伝えた時間に、彼の好物である金目鯛の天ぷらを揚げていたらしいのですが、帰宅が大幅に遅れたので激怒。彼は締め出しをくらい、私のオフィスに遊びに来たんです」

彼らをつなげたのは10年ほど前に爆発的に流行したSNSの「mixi」だ。

「当時私は30歳で、彼は42歳で結婚5年目でした。出会ったきっかけは「mixi」上のコミュニティで、経営者同士のお茶会を私が主宰したこと。土曜日に港区南青山にあった私のオフィスで行ないました。仲間のひとりに有名なコーチングアドバイザーがいて、マネージメントを中心に会話は盛り上がりましたね。それで、結局話し込み過ぎて、彼の帰宅時間が大幅に遅れてしまったんです。それが結果的に私たちを取り持つ縁になりました」

彼の自宅は当時表参道にあり、奥さんから締め出しをくらって、彼は浅香さんのオフィスのチャイムを押す。このとき、彼には下心はなかったとか。

「私は後片付けをしてから、のんびりしていました。彼が来たから、会社にあったビールを出して盛り上がるうちに、そういう雰囲気になって、男女の関係に。既婚者と聞いて“また不倫か~”と思ったことを覚えています」

幼い頃から年上の男性に慣れている浅香さんは、彼と出会う前も既婚者と交際していた。

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