スバルのHV、燃費以上に求めたもの 水平対向エンジンと4WDの独自性がキモ

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そもそもハイブリッドシステムは燃費を伸ばせることに目が向きがちだが、実はエンジン車にはない走行性能を得られることも特長である。象徴的なのは、車の発進や加速に必要なトルクと呼ばれる回転力。エンジンは一定の回転数まで高めないと最大トルクを出せないが、モーターはいきなり最大トルクが出せる。HVは停止時や低速時からの加速性能が高いのだ。エンジンとモーター。それぞれの特性をうまく組み合わせれば、エンジン車以上の車になりえる。

つまり、水平対向エンジンや4輪駆動などといったスバルがエンジン車で培ってきた強みを損なわず、燃費以上の価値観をHVとして実現できる仕様に仕上がるのか、それをユーザーに評価してもらえるかがポイントだ。激戦のHV市場。従来とは違うアプローチが始まろうとしている。

(撮影:鈴木 紳平)

又吉 龍吾 東洋経済 記者

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またよし りゅうご / Ryugo Matayoshi

2011年4月に東洋経済新報社入社。これまで小売り(主にコンビニ)、外食、自動車などの業界を担当。現在は統括編集部で企業記事の編集に従事する傍ら、外食業界(主に回転ずし)を担当。趣味はスポーツ観戦(野球、プロレス、ボートレース)と将棋。

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