「周り」ばかり気にしている人は踏み出せない 見るべきは自分が進むべき「前」なのに・・・

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石川さんがそうなるには、もしかしたら、小さなことでもよいから自分自身の判断で現状を変えてみるといった経験を積み重なることが必要なのかもしれません。身の回りのちょっとしたこと、たとえば通勤経路を変えてみる、食事の時間をいつもと違くしてみる、新しく趣味を始めてみる、など何でもよいのです。

大切なことは、意思決定を通じて「変わる自分に慣れる」ということです。未来を切り開こうとしたら、新たな1歩を踏み出さないといけません。新たな1歩を踏み出すには、意思決定が必要です。そして意思決定をするには、「自分事」に関する意思決定に慣れ、変わる自分、変われる自分に慣れないといけません。

そのうえで、1歩ずつ自分のペースで、自分の価値観に応じて前に進む自分を、他人との比較の中においてではなく、主人公として好きになる勇気が大切なのです。

大きな1歩を踏み出すには、小さな1歩に慣れることです。小さな1歩とはいえ、人生は長い旅ですから前に進めば、少なくとも昨日の自分よりは成長していますよね。

見るべきは自分が進むべき「前」だ

見るべきは「周り」ではありません。自分が進むべき「前」です。仮に失敗したとしても、他人の言葉を信じてやった結果よりも、自分を信じてやった結果のほうが受け入れやすいですよね。そしてそのような失敗であれば、学びのある経験へとつながるのです。

つまり自分自身で意思決定を下すことで、結果はどうであれ成長につながるのです。ですから、意思決定を下すことを恐れる必要はありません。

石川さんが小さな1歩を通じて、よりよい人生を歩まれることを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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