日経平均1万3000円前後は「真空地帯」

値動き荒い相場、銘柄の選び方が重要に

運命の別れ道にあった日本株を、“異次元”の金融緩和が救った。日経平均株価は4月2日に昨年11月15日以来となる25日移動平均線を割り込んで調整入りの可能性が高まっていたが、黒田東彦・日銀総裁の会見後は売り方の買い戻しも誘って大幅高となった。

 今回の緩和策については、その大胆さゆえに副作用を懸念するなど一部に懐疑的な見方もある。しかし、デフレ脱却へ本気になった中央銀行にかなうわけがない。悲観派も当面、日本株を売り崩すことは断念したであろう。

 とはいえ、これからも短期調整をはさむことはありそうだ。4月5日の債券相場は乱高下し、売買を一時停止するサーキットブレーカーが発動。新発10年国債の利回りは一時0.315%まで低下して史上最低を更新した後、0.620%まで急騰した。日経平均についても、1万1000~1万3000円前後の価格帯は累積売買代金が少ない「真空地帯」で、上にも下にも値動きが大きくなりやすく、注意が必要だ。

次ページどんな投資戦略が有効か
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 「日本の外交」超入門
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 森口将之の自動車デザイン考
  • 若手社員のための「社会人入門」
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
背水のフジテレビ<br>500日の苦闘

日枝会長が退き宮内新体制が発足してから1年半。増益に転じたが視聴率は低迷を続ける。長寿番組の打ち切りが象徴する大胆な編成改革に加え、組織もコストも抜本的に見直した。背水の陣を敷く同社の人間ドラマを追う。