ダイドー、9期ぶりに飲料販売が伸びたワケ

「コーヒー旋風」の追い風だけではない

「世界一のバリスタ」や「うまみブレンド」など、コーヒー飲料が好調なダイドードリンコ(写真:記者撮影)

もはや、ブームではない――。コンビニエンスストアでのカウンターコーヒーの浸透や、米国「ブルーボトル」に代表される「サードウェーブ」コーヒーの流行で、愛飲者の裾野が広がっている。

コーヒーの国内消費量は、2013年に過去最高となる44万6000トンを記録。以来、3年続けて過去最高を更新。今年上期(1~6月)の消費量も対前年比で3%増となり、4年連続で過去最高となる見込みだ。

ダイドーは売り上げの過半がコーヒー

コーヒー市場の成長が、一過性のブームとは考えにくいほど持続する中、飲料メーカー各社は軒並みコーヒーの売り上げを伸ばしている。その恩恵を最大限に享受しているのが、「世界一のバリスタ」などの販売が好調なダイドードリンコだ。

飲料メーカー大手の飲料売上高に占めるコーヒーの比率は、平均すると約20%(ダイドー調べ)。ところがダイドーは、それが56%と過半を占める(2016年1月期の単体ベース)。

8月29日、ダイドーは2017年1月期の上期(2016年1月21日~7月20日)決算を発表した。売上高861億円(前年同期比16%増)、営業利益22億円(同33%増)の増収増益で、いずれも期初予想(売上高768億円、営業利益13.5億円)を上回った。「世界一のバリスタ」などコーヒーの販売数量が、夏の暑さや新製品「うまみブレンド」の投入効果で、前年同期比5%増と好調だったためだ。

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