仕事が速い人が通う「駆け込み部屋」の効果 集中できる時間はこうしてひねり出す

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私の机の上は、紙の束が1枚もありません。1日仕事をしていると、紙の資料はそこそこ溜まってきます。会議で配布された資料、作成したドキュメントの見直しをするために印刷した資料、メンバーの作成した資料をレビューした紙……。私はこれらの紙を、帰る前に毎日全部捨てています。

「あとで必要になったらどうしよう」と心配になると思いますが、今の時代、ほとんどの資料はパソコンなどにファイルとして残っています。ファイルがなかったとしても、誰かがその紙資料を保管していたりします。

それでもなかったら? そのときはあきらめましょう。どうせ大量の紙資料に埋もれている中から見つけ出せない可能性もあるので、どちらでも同じです。紙を捨てると、机の上はいっきにスッキリして、目の前の仕事に集中できるようになります。

帰宅時、未読メールはゼロにする

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「帰宅時に未読メールを残さない」のも私が実践しているルールです。私はメールの受信ボックスの「未読マーク」でToDo管理をしているので、未読メールが受信ボックスに残っていることにストレスを感じます。ですから、紙と同じように、帰るときには受信ボックスに未読のメールが残らないようにします。

よくメルマガやWebのショッピングサイトからのメールが、知らないうちにたまっているような場合もあります。そういったメールのほとんどは読みません。どうせ読まないのですから、そのようなメールは毎日そのまま捨てましょう。

読まないメールが受信ボックスに残っていると、視覚的にも邪魔ですし、本当に重要なメールが埋もれてしまうこともあります。

気をつけているのは「宵越しのメールは残さない」こと。1日の終わりにすべてのメールを「削除」または「既読」にしてから家に帰ります。

 

9/10(土)に、筆者のセミナーが行われます。仕事の効率化に興味がある方は、お申し込みください。

 

木部 智之 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社ディレクター

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きべ・ともゆき / Tomoyuki Kibe

横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了後、2002年に日本IBMに入社。数々の炎上プロジェクトの火を消し、エグゼクティブ・プロジェクト・マネージャーに。2018年よりパナソニックのソリューションビジネスの立ち上げに従事し、パナソニック コネクトのカンパニー役員を務めた。これまで、大小様々な組織やチームをリード。人材育成、リーダー育成にも力を入れており、社内外でビジネススキルやリーダーシップに関する研修やセミナーを実施。著書に、『入社1年目のビジネススキル大全』(三笠書房)、『プロジェクトのトラブル解決大全』(KADOKAWA)、『超速PC仕事術』(東洋経済新報社)など。

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