オリエンタルランド、「脱ディズニー」へ一手

ブライトンホテル買収で西日本にも足場

そうしたリスクを分散させるためにも、脱「ディズニー」、脱「舞浜」は、OLCの大きな中期的課題の1つ。首都圏以外の大阪や福岡で屋内型ディズニー施設の構想を模索したり、舞浜のTDR隣接地で「シルク・ドゥ・ソレイユ」(サーカスを基調としたショー)を08年に開設したりするなどの取り組みを行ってきた。

結局、首都圏ほどの集客は見込みにくいことから、大阪などへの進出は断念。シルク・ドゥ・ソレイユについても観客のターゲットを絞りきれず、11年末で撤退を余儀なくされた。

あまりにも強すぎるTDRのテーマパーク事業。それに匹敵する新規事業はなかなか見つからないというのが、OLCのこれまでの現状だった。

もっとも、広い意味では大部分がTDRに含まれるものの、テーマパーク事業とは一線を画する「ホテル事業」が、OLCではそれなりのボリュームに育ってきている。

利益率では現状でもホテルがテーマパークを上回る

2012年4~12月期(9カ月分)の実績で、OLCの売上高全体に占める構成比では、テーマパーク事業の84%に対し、ホテル事業は12%と、7分の1程度に過ぎない。

ところが、事業部門別の営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)で見ると、テーマパークの24%に対しホテルは28%であり、意外にもホテルがテーマパークを上回る高収益事業となっている。

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