オリエンタルランド、「脱ディズニー」へ一手

ブライトンホテル買収で西日本にも足場

ディズニーホテルもオフィシャルホテルも、入場制限が行われるような混雑時でもパークに入れる「安心の入園保障」や、「パークで遊んで、ホテルでひと休み」、「無料のバゲッジデリバリーサービス」など、TDRエリアのホテルならではの宿泊ゲスト特典がある。それが、周辺の他ホテルに対する大きな差別化につながっている。

浦安ブライトンへの「ミッキー」登場はなさそう

一方、今回買収するブライトン傘下の浦安ブライトンホテル(写真)は、TDRエリアではなく、その近隣・周辺にある「パートナーホテル」の位置づけ。

TDRと同じ千葉県浦安市内ながら、最寄り駅がTDRと同じJR舞浜駅ではなく、隣のJR新浦安駅周辺にある5つのホテルが、このパートナーホテルに指定されている。その中には、OLC系(ミリアルリゾート直営)のパーム&ファウンテンテラスホテルも含まれる。

パートナーホテルは、ディズニーホテルやオフィシャルホテルに比べて宿泊ゲスト特典に若干の差がある。ホテル内での「パークチケット販売」やホテル・TDR間での「シャトルバス運行」などの特典では共通しているものの、「安心の入園保障」や「パークで遊んで、ホテルでひと休み」、「無料のバゲッジデリバリーサービス」といった特典は、パートナーホテルにはない。

今回の買収で浦安ブライトンホテルがOLC直営になることにより、ディズニーホテルやオフィシャルホテルに“昇格”することはあるのか。今のところ、「それはない」というのが、OLC側の公式見解だ。つまり、同じOLC系で新浦安駅を最寄り駅とするパーム&ファウンテンテラスホテルが、パートナーホテルの位置づけにとどまっているのに準じた扱いになる。

なお、ホテル内でミッキーマウスなどディズニーキャラクターを活用できるのは、OLCが直営している3つのディズニーホテルのみ。OLC直営ではない、TDRエリアの6つのオフィシャルホテルでも、ディズニーキャラクターの活用は認められていない。まして、パートナーホテルである浦安ブライトンホテルにミッキーが姿を見せることは、今のところはなさそうだ。

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