経済成長への「病的な執着」は日本を滅ぼす 異端の経済学者・セドラチェク、吼える
いまの経済は、「躁うつ病」的だ
――セドラチェクさんは、今の経済をどのように見ていますか。
私は、いまの経済は「躁うつ病」的になっていると考えています。経済がいいときは、どんどん調子に乗って加速しようとし、落ち込むときはその落ち込み幅がすごくなる。成長、成長と追求して、ものすごいスピードで壁に衝突する。
これは、経済全体の話であると同時に、個人の話でもあります。おだやかに暮らすというのではなく、もっと稼いで、大きく使って、と。振れ幅の大きさをみんなが求めている。政府が成長を求めるのも、国民がそれを求めているからですよね。
私たちは、いつまで成長至上主義を続けるのか。もうそろそろ、成長マニアであることを止めないと。
そのためにはまず躁うつの躁の部分を変えないといけません。



















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