心が強い人は「無理なやる気」を手放している 「感覚に帰る」を習慣化するとうまくいく!

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「やる気の出し方」のコツは、シンプルです。

① 感情のないニュートラルな心で、ていねいに作業する
②  「快」のある方向性を確認する
③ 喜びの感情をもっと積極的に感じるようにする

 

この3つを実践すると、やる気が上がって、効率は大幅に向上、“人生全体の生産性”も格段に上がります。具体的に説明しましょう。

「感覚に帰る」ことが成果を上げるカギ

「ニュートラル」とは、「快でも不快でもない(感情のない)精神状態」のことです。(詳しくは前回記事でも紹介しています)

「感情のない心の状態」が大事なのは、「心の消耗(ロス)」を防ぐため。そもそも、心がムダな反応を繰り返していたら、楽しさは湧いてこないし、自分らしさも能力も発揮できませんよね。

仕事や学び、プライベートでも、実は「ニュートラル」な精神状態が出発点になります。そしてこれが、何よりも重要です。

ニュートラルな状態になるには「体の感覚を意識する」こと。雨の日は鼻先で「空気の潤い」を感じる。夏の日は暑さや室内の冷気を肌で感じる練習をします。

「感覚」がカギとなって、気分(感情)がリセットされ、作業に集中できる状態になります。自分がめざす目標の達成も可能になります。「心をニュートラルに保つ習慣こそが、頑張る人の基本」だということです。

仕事でも同じです。そこで、楽しく働き最高の成果を上げるために「ニュートラルに仕事を始める」こんなプチ修行をやってみましょう――。

作業に取りかかる前に目をつむります。目の前に"暗闇"が見えますね。そこに「手のひら(または指先)の感覚」があることを意識してください。
たとえばパソコンを操作するときは、「目を閉じたまま」手のひら、そしてキーボードの上に置いた指先を「見つめます」。
このとき「妄想」や「感情」で頭が一杯のときは、指先の感覚をあまり意識できません。そういうときは、心を落ち着かせて、指先を意識して、「今から作業を始めるぞ」と自覚します。
そしてほんの少し「ていねいに(緻密に・正確に)」を心がけて、作業を始めます。

 

意外かもしれませんが「さぁ頑張るぞ!」「やらなければ!」ではないのです。手のひら・指先を意識して、「ニュートラルな心で、ちょっと緻密に」始めるのが、コツなのです。

この「ニュートラルに、ていねいに」は、いろいろな可能性を持っています。気分転換、リラックス、ストレス解消、趣味を楽しむ、仕事に集中する――どれも、マイナスの感情や妄想(つまり雑念)があったら、うまくいきません。

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