いま一番売れているビジネス・経済書は何か。7月24日~30日にアマゾンでたくさん売れた書籍(電子版を除く)のランキングをみていこう。
トップはWIREDを創刊したカリスマ編集者、ケヴィン・ケリー氏の『<インターネット>の次に来るもの』。人工知能(AI)やヴァーチャル・リアリティ(VR)など今後30年間に起こる、12の不可避なテクノロジーの潮流をまとめた。そこにあるのは「避けられないトレンドにおびえ、逆らうよりは、徹底的に利用することで、その人にとっても新たな未来が開ける」という前向きなメッセージ。なお同氏への特別インタビューはケヴィン・ケリー、「人工知能の未来」を語る、孫さんガッカリ?IoT普及阻む決定的な問題で読むことができるので参考にしてほしい。
2位は『99%の会社はいらない』。会社勤めで「忙しい」と感じて不満に思っている人は、自分自身の時間ではなく、他人の時間を過ごしていることが理由。自分自身の時間であれば楽しく感じるはずが、会社勤めをしていると、体調が悪くても休めない、必要のない会議に出なければならない、ムダな電話、ムダな顧客訪問がある、などの理由で、苦痛に感じ、やがて後悔する。後悔のない人生を過ごすために、会社に縛られることのない新しい働き方を提案している。