松下幸之助は「天地宇宙」に思いを巡らせた

思い悩んだときにやっていたこと

 

お日さまだけではない。この宇宙にあるすべての営みが、自己にとらわれていない。月も風も森の木々も、それぞれの考えや立場や主義主張にとらわれて行動を起こしているのではない。

「考えてみればこの宇宙に存在する一切のものが、自然の理法に従って、おのれにとらわれず、それぞれの行動をしておるんや。人間も宇宙自然の存在ならば、同じように自然の理法に従って、自分にとらわれず考え、行動しないといかん」

松下がこのように話していたのを覚えている。

司馬さんのわかりやすい例え

もう二十数年も前になるが、松下の用件をもって司馬遼太郎さんを訪ねたことがあった。

そのときに司馬さんから「ことを考えるときには、一人広大な砂漠にいるという思いで考えることが大切なのです」と教えていただいた。素直な心で考えるときの、わかりやすい例えであると、深く記憶に残っている。

こだわらず、とらわれず、素直な心で考える。行動する。そのときに私たちは、正しい判断をすることができる。

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