コメダ、上場で問われるFCビジネスの持続性

営業利益率30%の驚異的なビジネスモデル

店舗は仕切りで区切られたソファ席が特徴。友人・家族連れのほか、1人での利用も多い(撮影:梅谷秀司)

木目調で統一された店舗に入ると、人々がくつろいでコーヒーを飲んでいた。赤いソファのボックス席では会話を楽しむ人、近くでは一人客が備え付けの雑誌を読んでいる。全国に展開する「珈琲所 コメダ珈琲店」で日常的に見られる光景だ。

店舗数はこの10年で倍増の700店弱に

コメダ珈琲店は、おしぼりや注文した商品を店員が席まで運んでくる、フルサービス型のカフェチェーンだ。開店から午前11時までにコーヒーを注文すれば、トーストやゆで卵がつくなど、“名古屋式”のサービスが特徴だ。

店舗はログハウス風の造りで、座席をやや広めに取っており、幅広い年代に人気がある。2006年に304店舗だったが、この10年で2倍以上の683店舗に増えた。

運営会社であるコメダホールディングスは6月29日、東京証券取引所第1部に上場した。

公開価格は1960円だったが、初値は1867円にとどまった。それでも時価総額は823億円と今年の目玉だ。

コメダは1968年に創業者の加藤太郎氏が名古屋市西区に1号店を開業している。1993年にはフランチャイズ(FC)展開を本格化。2003年に関東、2006年に関西へと進出した。

その後、創業者の加藤氏は事業承継を目的に、2008年に投資ファンドのアドバンテッジパートナーズへコメダの全株を売却し、経営からは退いている。

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