日産のEV「リーフ」、挽回できるか? 4月から値下げを断行

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リーフの国内販売は、発売直後を除くと月間で数百~千数百台の間をウロウロしている(グラフ参照)。マイナーチェンジした昨年11月は1312台と比較的好調だったが12月には870台に逆戻りし、マイナーチェンジ効果は見られていない。リーフは新しもの好き層には受け入れられたが、その次の客層への浸透に苦戦しているといえる。

補助金頼みでない“自助努力”も必須

リーフなど電気自動車に対しては、政府だけでなく、地方自治体でも独自に補助金制度を設けているところがある。神奈川県横浜市の場合、13年度も同様に制度が続くとすると、県と市から合計54万円の補助金も受けることが可能だ(予算枠有り)。最安グレードなら、実質167.3万円、最高グレードでも245.7万円になる。まだまだ高額だが、それでもお求めやすくなったことは確か。

先日閣議決定された補正予算では、全国10万基の充電スタンド整備に1005億円の補助金が投入されることも決まった。「導入期にあるEVにはいろいろな補助金がある。それだけに、日産としてももっと“自助努力”に努め、EVを普及させていきたい」と片桐副社長は語った。

丸山 尚文 東洋経済 記者

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まるやま たかふみ / Takafumi Maruyama

個人向け株式投資雑誌『会社四季報プロ500』編集長。『週刊東洋経済』編集部、「東洋経済オンライン」編集長、通信、自動車業界担当などを経て現職

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