国内最大の「バス天国」、福岡の超快適移動術

複雑すぎ?でも信頼厚い「市民の足」

福岡都市高速道路(都市高)を走るバスの中で、乗客がつり革立ちしていることもあるが、それも福岡では日常の風景。国交省の規制緩和の一環で、バスにデジタル運行記録計を装備し、時速60キロ以下で走ることなどを条件に認められている。

初心者にはアプリ利用がおすすめ

通勤ラッシュ時、天神地区の道路をだんごになって走る西鉄バス

支払いは西鉄の交通系ICカード「nimoca」のほか、JR東日本のSuicaなども使える。現金を利用する場合は整理券を取り、降車時に支払う。

乗り方は「中乗り前降り」、運賃は「後払い」方式。東京の都営バス(23区内)の「前乗り中降り、前払い(均一運賃)」とは真逆なので注意が必要だ。

また、路線が多いので乗りこなすにはコツがある。実は、天神地区には「天神」の地名が入るバス停が18もある。市民でさえ初めて使う区間では、バス停の時刻表とにらめっこするほど複雑だ。

「赤バス」と呼ばれる路線バス

そこで、おすすめするのが、初心者でも手軽に使えるアプリ「にしてつバスナビ」。地図画面から乗車・降車のバス停、行き先番号、所要時間、料金などが一発で分かる。

初めは市内のベンチャー企業が西鉄に断りなく開発したが、大ヒット。西鉄が公式アプリと認定し、2016年2月中旬で46万ダウンロードを達成している。バス車載の衛星利用測位システム(GPS)を用いた到着予想時刻も示され、バス待ちストレスが小さくなる。

便利なお得切符としては「福岡都心100円循環バス」。JR博多駅前を発着し、キャナルシティ博多、天神地区、複合商業施設「博多リバレイン」を、通常運賃180円~220円の半額(ワンコイン)で経由する。1日平均の利用数は約1万1千人。外国人旅行客もよく見かける。

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