「トットてれび」満島ひかりが好評のワケ 黒柳徹子も太鼓判
■まさにタイムスリップ! セットも忠実に再現
どこかレトロなセットに昭和の懐かしい雰囲気が。
「例えば、スタジオのカメラも、NHK放送博物館にある当時の実物を調べて再現しています。また、劇中劇の『若い季節』や『夢であいましょう』のセットも当時の図面を見たり、実際に携わっていたディレクターや美術担当の方にお話を聞いて、かなりリアルに再現しているんです。美術スタッフのこだわりにも注目してご覧ください」
■黒柳徹子100歳、NHKの時報になる!?
番組放送開始の8時15分になると、時報とともに100歳になった徹子がドドーンと登場。
「黒柳さんの夢のひとつとして、“100歳になったらNHKの時報に出たい”というのを伺って。それでは、ぜひご登場いただこうと思って取り入れました。
100歳という設定も黒柳さんのご発想で、普通に出るのでは面白くないからプラスの要素を付け加えたいという思いがあったようなんです。なので、未来から来て、若き日のご自身を見守っているという設定を取り入れさせていただきました」
■心も躍る! ミュージカルは本気のLIVE!!
「ドラマ制作にあたり取材して感じたのは、テレビ草創期の何もないところから番組を作り出すエネルギーのすごさ。それに今できる表現として負けないものをと考え、歌と踊りを取り入れることにしました。今回、『あまちゃん』でも音楽を担当した大友良英さんに全面協力していただいて。
普通は、先に曲や歌を録音して流すという手法が多いんですが、このドラマでは実際に生バンドで演奏し、それに合わせて歌って踊るスタイルをできるだけやろうということにしたんです。緊張感もあり大変なのですが、ライブの臨場感だったり、熱量が伝わればと思っております」
玉ねぎヘアの中にアメは?
■玉ねぎヘアは大・中・小
「地毛を生かしつつ、かつらとミックスしながら玉ねぎヘアを作りだしています。大きさは大ダマ、中ダマ、小ダマとあって、年を重ねるごとに少しずつ変化していきますね。
以前、満島さんが役衣装で玉ねぎヘアのまま局内を歩いていたら、われわれの大先輩と偶然すれ違った際に“チャック(黒柳の昔からの愛称)かと思った!”って声をかけられたみたいで。黒柳さんを昔から知る人ですらビックリされたみたいです」
ちなみに、玉ねぎヘアの中にアメは……。
「この前、満島さんが仕込んでアドリブで渡していました(笑)。オンエアで登場するかもしれないので、ぜひご注目を」