アウディ「Q7」乗ってわかった2代目の進化

この大型SUVは意外なほどよく走る

試乗したQ7 2.0TFSIクワトロは意外なほどよく走るクルマだった。

2リッターエンジンの最高出力は185kW(252ps)@5000~6000rpm、最大トルクは370Nm@1600~4500rpm

アウディQ7 2.0TFSIクワトロは、全長5070mmの車体に1984cc 4気筒ガソリンエンジンを搭載。8段オートマチック変速機を介して四輪を駆動するメカニズムを持っている。エンジン出力は185kW(252ps)、最大トルクは370Nm。2000kgの車体に対して、実際、このエンジンは必要にして十分という印象なのだ。

2リッターとは思えないほど走り出しはスムーズ

走り出しはスムーズ。2リッターとは思えない。加速に移ると回転が3000rpmを超えるあたりからターボチャージャーが効果的にききはじめ、伸びがよくなる。「アウディドライブセレクト」は走行条件に応じてエンジン特性などを変えられるが(エアサスペンション装着車を選ぶと脚まわりとも連動する)、こちらで「ダイナミック」を選択すると、クルマは一段と元気が出てくる感じだ。加速力はより増すのである。

水平基調で広々感が増したコクピットは居心地がいい

試乗したのは「アダプティブエアサスペションパッケージ」(46万円のオプション)装着車であったせいもあるかもしれないが、車体の動きはフラットで快適。もうひとつ高級感を感じさせるのは室内の静粛性の高さだ。おそらくクラス随一だろう。ほとんどすべてのノイズがみごとにカットされている。2リッターエンジンにこだわるのも変かもしれないけれど、こんなに上質な室内空間を持つ2リッター車は過去に体験したことがない。

アダプティブエアサスペンション車でもうひとつ驚くのは「オールホイールステアリング」機能だ。後輪を電動で動かすシステムで、低速では前輪の切れ角と逆位相(反対側)に、高速道路などでは同位相になる。それによって、細い道などでの小回りがうんとよくなっている一方、高速でのレーンチェンジなどの安定性が向上している。大型ボディだが、通常の金属バネのモデルでは回転半径が5.7メートルのところ、こちらは5.3メートルになる。

室内の作りもよく、前席はドライバーにとって居心地がよい。後席には前後スライド機能に加えバックレストの角度調節が大きく出来るからリムジンなみの快適性だ。しかもオプションで3列目に2名分の座席を設置することも出来る。リムジンのようにも使えるし、大家族などは機能的なSUVとしてつきあえる。アウディの新型Q7は、オールマイティなSUVとして注目に値する1台だ。

(文:小川 フミオ)

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