アウディ「Q7」乗ってわかった2代目の進化 この大型SUVは意外なほどよく走る
スタイリッシュさでピカイチの大型SUV、アウディQ7が2016年4月から日本発売開始。画期的なオールホイールステアなど使い勝手も抜群で、出来のよさに注目だ。
2代目がついに日本発売開始
アウディ・Q7は、初代が2006年に登場。当時の国際試乗会はドバイだったのを記憶している。ニューリッチの時代にふさわしい、豪華で大型のSUVとしてひとつのエポックを築いたモデルだ。そして2015年に満を持してのフルモデルチェンジ。待たれていたこの2代目がついに日本発売開始された。
2代目になる新型アウディQ7、特徴は数多いが、2リッター4気筒モデルが設定されたことが大きなニュースだ。ボディは最大で先代より300キロ(グランドピアノ1台ぶん!)も軽量化されていて、小さなエンジンで効率よく走るという、まさに現代の最先端の考えかたが摘要されたのは注目に値する。
モデルラインナップは下記のとおり。 アウディQ7 2.0TFSIクワトロ(804万円) アウディQ7 3.0TFSIクワトロ(929万円) それぞれにエアサスペンション装着車も用意される。
スタイリングは、クーペ的にキャビンを小さく見せる(実際は広くなっている)手法で躍動感を出しつつ、大きな新型シングルフレームグリルと、シャープな印象が強くなったヘッドランプ(オプションでマトリックスLEDタイプも用意される)が目を惹く。ラップアラウンドタイプという車体側面に回り込んで大きく開くテールゲートは継承して、機能とスタイルをうまく両立させている手法はさすが。世界中の自動車メーカーから注目される1台というのもよくわかる。