ベンツ「新型Eクラス」にワゴンは必要なのか

SUV全盛の今に果たす役割と位置づけを探る

加えて、なんと(!)スイス出身の人気テニス・プレーヤーであるロジャー・フェデラー選手が客席から立ち上がった。フェデラー選手は壇上に上がって、ケレニウス氏と左右に分かれて2台のベールを取り払った。

壇上に上がったフェデラー選手とケレニウス氏

「僕は速いクルマが好きなので、AMGが好みです。4人の子どもがいるので、セダン並みの快適性とビジネスサルーンとしての利便性があるということなら、エステートがいいですね」と、フェデラー選手。

「Eクラス・エステート」の魅力

ベールを脱いだ「Eクラス・エステート」は、Bピラーまではセダン風だが、そこから後ろのリア・クォーターからリアゲートにかけて非常にスポーティに仕上げられている。サイドに目を向けると、ウエストラインが高めに跳ね上がっており、サイドウインドーの造形が上下に狭められていることにより、ぐっとスポーティな横顔になっている。ロングノーズでショートオーバーハングというスポーツカーの定石のようなフォルムも、新型「Eクラス・エステート」をスポーティに見せるのに一役買っているだろう。

リアランプは二分割されており、リアゲートを開けると、スクエアで使いやすそうな荷室が目に留まる。後席を倒せば、最大で1810Lもの広大な荷室が現れる。テニスボールであれば、1万2000個も積み込める計算だ。クラス随一の荷室スペースを誇り、非常に実用的といえる。

一方、「CLSシューティングブレーク」は、デザイン性やライフスタルを重視する人向けだ。リアルスタイルだけみても、凝ったデザインの異型リアランプを採用しており、リアゲートを開けたときの開口部の形状からしても、「Eクラス・エステート」ほど使い勝手が良さそうには思えない。

欧州市場向けに特化して考えれば、ディーゼルが3機種あるのも当然だ。加えて、ガソリンエンジンは出力の違う2L直4エンジン2機種に加えて、3.5LV6の「E400 4MATIC」(333馬力/480Nm)と最上級モデルとなる「E43 4MATIC」(401馬力/520Nm)を取りそろえる。

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