寝台特急ヘッドマーク付「ビール」の狙いは? 鉄道は「幸せな思い出」を演出するコンテンツ

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コンビニで箱に入っている状態。缶を傷つけないよう、このようになっている(筆者撮影)

翌日私はグーグルマップで家の近所の全コンビニをチェックした。幸い家から徒歩圏内にセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンが数軒ずつあり、サークルKも1か所あった。この時キャンペーンは始まったばかりだったが、一軒ですぐ全部揃うことはなかった。しかしコンビニの店員さんに声をかけると、まだ陳列していない商品の箱を開いて選ばせてくれる所もあった。

何軒かでそうさせてもらって気づいたが、どの箱も上半分がオリジナル3種、下半分がコンビニ共通の3種の詰め合わせとなっている。陳列されたヘッドマークの種類が偏っている店舗が多いのは、そういう理由だったのだ。できればバランスよく並べてもらえると大変ありがたい。

手に入れたビールが重いので、ある程度買うと一回家に戻って玄関にビールを置いてまた出かける、を繰り返す。玄関にビールがどんどんたまっていく。こうして、あと3種類を残す以外はあっという間に全部集まってしまった。

難関と思われた3種類は・・・

しかし、残る3種類が難関だ。「セイコーマート」でしか見かけないという情報があったからだ。セイコーマートは、鉄道ファンの間ではお弁当が美味しい店として知られており、北海道内では1178軒を展開。セブンイレブンの940店舗を押さえてなんと道内の店舗数第1位である(2016年5月現在)。

ところが出店は北海道・埼玉・茨城の3地域にしかない。どうしたものかと、その状況をSNSに書き込んでみると、全く知らない通りすがりの方からありがたい情報をいただいた。
「セイコーマート枠だと思って絶望していた出羽・彗星・なはが『デイリーヤマザキ』にありましたよ」

世界に向けて発信してみるものである。確認すると、家の近所のデイリーヤマザキにはまだ入っていなかったが、新宿で無事発見することができた。こうして正味3日で私のヘッドマークチャーム探しの旅は終わった。

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