さて、JCダート(GⅠ、12月2日阪神競馬場)です。
しかしどう見ても強引ですね、この企画。
そう、まあ、政治家の世襲はどうかと思いますが、競馬の世界ではこの血統は大変大事なんです。
ダートは裏番組じゃない!!
そして、どうも日本ではダートは芝の裏路線、芝で活躍できないやつの裏番組だ・・と思われる方が多いのですが、とんでもない!!!
国際的にみるとダート馬の方が真のチャンピオンである、という見方もあるくらいで特に米国ではダートが主流。あのケンタッキーダービーもダートで行われるのです。
そのダート王を決めるべく行われるのが今週のJCダート。
日本ではダート路線と芝路線と別れる傾向があるのですが、当然両方走る馬もいます。しかし、やはり得意不得意はあるようで、あのクロフネ(2001年このレースにて2100メートルの世界レコードを樹立)もダービーでは5着でしたから、ダート適正が勝っていた、ということかもしれません。
今回もそのダート巧者と芝路線の見極めが肝心だと思われます。
ダート巧者と言えば今回3連覇がかかるトランセンド。
更にトランセンドの前の王者エスポワールシチー。
07年ダート王、ヴァ―ミリアンとの兄弟制覇がかかるソリタリーキング。
そして芝路線組ではなんといってもトゥザグローリー。天皇賞の惨敗でダート路線を試してみよう、という事だと思いますが、この馬の母はやはり芝から転向してドバイワールドで2着という快挙を成し遂げたあのトゥザビクトリー。
ちなみにビクトリーの弟サイレントデールも初ダート、3歳秋の武蔵野Sを4馬身ぶっちぎりで勝っており、この家系は両刀使いの臭いがぷんぷんしますな。
先週のJCに比べるとハンディ差が1キロしかないので、3歳には厳しいという声もありますが、05年のカネヒキリの例もあり、世代交代も有り得るかもしれない・・・
ああ、なんて複雑なんだ!
となりますが、やはり芝路線ではあるものの、プレレーディング120ポイントに家系の裏付けのあるトゥザグローリーを本命にしてみたい。これで勝ったら、この家系本物ですぜ。屋根がダートの鬼、追えるウィリアムズというのも心強い。
と言うことで、トゥザグローリー単勝。
馬単でトゥザグローリーから エスポワールシチー、トランセンド。
この3頭での3連単。
ソリタリーキング、強い3歳馬代表でハタノヴァンクールまで抑えればOK・・・なはず。 なお、ダートは重馬場になると芝と逆に足抜けが良く、タイムが速くなるので、そうなると余計、芝路線、トゥザグローリーが有利になるはずです。
雨よ、降ってくれ!
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