サムスンがスマホ事業で痛みを伴う戦略転換

製品ラインナップを縮小

 5月23日、携帯端末事業の低迷に歯止めをかけるため、世界最大のスマートフォンメーカーである韓国サムスン電子は過去の事業戦略からシフトし、部品の選択から市場に投入するモデルに至るまで、痛みを伴う改革を進めてきた。写真はゼニツァで2014年10月撮影(2016年 ロイター/Dado Ruvic)

[ソウル 23日 ロイター] - 携帯端末事業の低迷に歯止めをかけるため、世界最大のスマートフォンメーカーである韓国サムスン電子<005930.KS>は過去の事業戦略からシフトし、部品の選択から市場に投入するモデルに至るまで、痛みを伴う改革を進めてきた。

例えば、サムスンは主力モデル「ギャラクシーS7」に搭載するカメラの機能をめぐって最後まで悩み続けた。最終的には業界の流れに反し、オートフォーカス機能や微光でのパフォーマンスを改善する代わりにピクセル数を減らすことを選んだ。

生産の合理化が可能に

また製品ラインナップも縮小した。内部からの抵抗もあったが生産の合理化が可能になったという。

携帯事業は安定し、1─3月期はほぼ2年ぶりの最高益となった。ただ、スマホ業界はかつてないほど低成長で、サムスンは「次に目玉となる製品」を引き続き模索している。

スマホ製品計画部門副社長のKim Gae-youn氏は「現在では、大きな間違いを犯さない限り、市場が低迷しても基礎的利益は確保できるようになった」と述べた。

次ページ2013年をピークに利益が大幅減少
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ソロモンの指輪〜「本能と進化」から考える〜
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 御社のオタクを紹介してください
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
史上最大の上場に賭ける<br>ソフトバンクの思惑

12月19日、ソフトバンクが上場する。過去最大規模の超大型上場だが、祭りの後は楽観できない。親子上場による利益相反、高い配当性向、キャッシュの流出など懸念材料は多数。同社の大胆な戦略の前提である安定した収益成長が崩れる日、事態は……。