ゴールドウイン、外苑前の新店舗が担う戦略

8期連続営業増益でも残る課題

「NEUTRALWORKS」の1階、「ココロとカラダをニュートラルに整える」がコンセプトだ

東京・外苑前にそびえ立つ9階建てのビル。外壁に掲げられた横8メートル、縦6.4メートルの巨大なLEDビジョンにはトレイルランニングなど、スポーツシーンをイメージした映像が映し出されている。スポーツウエアと関連用品のメーカー、ゴールドウインが4月29日に開業した新業態の店舗「NEUTRALWORKS(ニュートラルワークス)」だ。

店舗はビルの1~4階に入居。アロマが漂う店舗に足を踏み入れると、スポーツウエアのみならず、水素水を提供するサーバーや、スムージーが購入できるカウンターが目を引く。観葉植物も置かれていて、スポーツ関連用品店らしからぬ雰囲気だ。

アウトドアブランドの「ザ・ノース・フェイス」、ラグビー日本代表にユニホームを提供する「カンタベリー」など、マルチブランド展開を強みとするゴールドウインだが、この店舗は、特定のブランドではなく、同社が展開しているブランドをほぼ全て扱っているのが特徴だ。

心身のコンディションを整えるサービスを提供

「ニュートラルワークス」はスポーツ用品の物販だけでなく、心身のコンディションを整えるサービスを提供することに主眼を置いている。3階は、水素吸引やストレッチサービスを受けられるスペースがある。低酸素ルームは、三浦雄一郎氏のエベレスト登頂をサポートしたチームメンバーが常駐。プロのアドバイスを受けながらトレーニングができるという力の入れようだ。今後は寝具など、睡眠の質を高める商品の販売も予定している。

大型ビジョンが目を引く外観

スポーツ業界では「アスレジャー(アスレチックとレジャーの合成語)」と呼ばれる、運動着を普段着として着ることがトレンドになっている。「ニュートラルワークス」はそういった動きにも対応する業態だ。

これまで、ゴールドウインは「ザ・ノース・フェイス」の直営店を原宿に複数出店する戦略で業績を伸ばしてきた。売れ筋はブランドロゴが入ったリュックや、アウトドア用のアウターだった。なぜ、新業態の店を開いたのか。

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