私は西荻窪に住む前は大泉学園に住んでいたので、西武池袋線沿線は特に馴染みがある。しかし見慣れた景色がいつもと違って見える不思議。これは決して酔っ払っているせいではない。
列車は途中駅に停車したり、引き込み線で止まったりしながらゆっくりと進む。この日は一番列車ということもあり、撮り鉄さんたちがたくさんいた。そして時々、駅員さんや車掌さんたちが、手や旗を振ってくれる場所もあった。スイッチバックする飯能駅では「ご乗車ありがとうございます。西武鉄道 飯能駅管区職員一同」という大きなポスターが掲げられていた。すごく歓迎されている気がしてうれしい。
デザートビュッフェはとりあえず全種盛りでお願いした。コーヒーはマシンのセルフサービスで、お代わり自由。カプチーノが美味しかった。
車内販売のグッズなどは特にないそうだが、席にあるコースターは持ち帰ることができる。実はお願いすれば他の柄も1枚500円で販売してくれるとのこと。欲を言えば、乗車券が印刷の1日券だけでは味気ないので、記念乗車証などがあるといいなあ、と思った。できればそれに記念スタンプも押したいところだ。
温泉施設がオープンすれば極楽コースに
楽しい列車旅はそろそろ終わる。
終点の一つ手前、横瀬駅では通り過ぎる時に旗と共に100人くらいの方が手を振ってくれていて感激した。更に終点・西武秩父駅でもブラスバンドや秩父旅館組合の方々、秩父のイメージキャラクター・ポテくまくんが歓迎してくれた。
ここから歩いて行ける羊山公園は、ちょうど芝桜が見事な時期だった。秩父周辺は観光名所がたくさんあるので、何度行っても飽きることはない。しかも、2017年の春には西武秩父駅構内に複合型温泉施設がオープンする。観光の後に温泉に入って疲れを取り、レストラン列車で食事しながら都心に帰ってくるなんて、かなりの極楽コースだ。
歓迎ムード満載の一番列車は、乗客全員がずっと笑顔だった。今度はぜひディナータイムに乗ってみたい。6月末まではすでに満席だが、7月以降の予約はGW明けにホームページにてお知らせするとのこと。遠くまで行く時間がなくても、税込み1万円で、充分日常から離れることができるこの日帰り旅行、おすすめである。
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