「フルーツだけ生活」の意外すぎる健康効果 自分を実験台にするマニアの「真意」
「先フル」のメリットは、自然に噛む回数が増えることと、食べ過ぎを防ぐこと。よく30回は噛みましょうなどと言われますが、空腹状態でご飯を食べようとすると、急いでがっついてしまい、あまり噛まないまま、胃の中に食べ物を放り込んでしまいがちです。でも「先フル」をすれば、お腹の空腹感が和らぎがっつかないから、ご飯を味わって食べることができます。
また噛む回数が自然と増え、唾液の分泌が増えるので、口臭予防などの口内環境の改善も期待できます。食べ過ぎてしまうという方は、少し多めの「先フル」がいいですね。腹持ちのいい、りんごやバナナがお奨めです。
なぜ朝イチで水分の多いフルーツがいいのか?
――「朝イチ水フル」とはなんですか?
「朝イチ水フル」とは、朝起きたらいちばんに水分の多いフルーツを食べることです。
就寝中の呼吸や汗による脱水状態を解消するため、「健康のために朝起きたら、コップ1~2杯のお水を飲みましょう」と言われます。しかし、冷えた飲み物だとお腹を冷やす恐れがありますし、飲んだらすぐに胃に直行し、胃がチャポンチャポンしてしまいます。しかし水分の多いフルーツなら、少量でも乾いた喉を潤してくれるうえ、口の中で噛み、何回かに分けて食道を通るので、温かくなって胃に入ります。だから胃腸にも優しいのです。
朝食を抜かれる方もいらっしゃると思いますが、それは体によくありません。朝食を抜いている方には、消化がよく、調理なしで手軽に食べられるフルーツを召し上がることをお奨めしたいですね。
――これからの時期、どんなフルーツがおススメですか?
栄養価が高く、安いので、旬のものを食べるのがいちばんです。1月から4月くらいまでならイチゴ、2月から5月はデコポンやハッサクや甘夏などの晩柑類。種類が豊富なので、長く楽しめます。5月からは9月にかけてスイカ(露地)、合間の6月にはビワ(露地)やサクランボが出回ります。夏になったら、スモモや、ブドウ。秋口に入ると、梨や柿。11月には国産のキウイも出てきます。11月から1月までは温州ミカンが美味しい季節です。もちろん、バナナやパイナップルなど年中食べられる輸入フルーツもお勧めです。
――一年中楽しめますね。最後に、読者へアドバイスがあったらお願いします。
午後一番に大切な会議や得意先との商談がある時などは、その前のランチで、フルーツを大めに食べることをおススメします。フルーツは消化がよいため、フルーツだけならほとんど眠くなりません。しかも、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が含まれているので、頭がシャキッとします。しかもカロリーが低いのでお菓子と比べて太りづらいです。ランチ後の商談はチャンスです。商談相手は、普通にランチを食べているはずなので、脳に巡らしたい血液が胃腸に集中し、ボーっとしているはずです。ね、うまくいく気がしませんか? ビジネスで成功したい人こそ、フルーツを食べるとよいですよ。
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