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日本株は買いサイン「二番底」完成にあと一歩 3月14日高値の1万7291円を上回るかが焦点

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  • 東野 幸利 国際テクニカルアナリスト
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コマツ(6301)や新日鉄住金(5401)など中国関連株の一角は、3月中旬の戻り高値をすでに更新しました。あとは、三井住友FG(8316)や三菱UFJFG(8306)などのメガバンク株が、3月15日に付けた戻り高値を上回り「二番底」が確認できれば、マイナス金利導入後に相場全体の下げを主導した銀行株の上昇が他の大型株にも波及し、市場全体の売買代金も膨らむと思います。

米主要企業の最終利益は前年同期比で7%程度の減益と、3四半期連続で減益となる見通し。米国市場では過去、非鉄大手アルコアの決算発表日から20日間(ほぼ決算発表期間に相当)でS&P500はどう動いたのか。直近5年間(2011-2015年)とその前の5年間(2006-2010年)をそれぞれ四半期ごとに分け、1-3月期の業績発表がある「4月」、4-6月期の業績発表がある「7月」、7-9月期の業績発表がある「10月」、10-12月期の業績発表がある「1月」の株価のパフォーマンスを検証しました。

ダウ平均やS&P500の動きは悪くない

非常に面白いことがわかります。直近の5年間はちょうど景気拡大期間で、株価のパフォーマンスも期を追うごとによくなっていく、まさに景気拡大とともに企業収益が上振れしていくパターンです。一方、その前の5年間は景気後退期間も入っているため、期を追うごとに業績への期待感が後退し、株価のモメンタムも鈍化していくことが読みとれます。つまり、株価の変動する時期(季節)が、直近5年間とその前の5年間とでは異なることがわかります。しかし、1-3月期の決算が判明する4月は両者で同じ傾向がありました。株式市場が期初の業績を過大評価するためか、直近5年間もその前の5年間も堅調に推移しました。

2016年、海外株式市場は年初から急落を強いられましたが、米国市場はドル安による業績改善などを織り込み、S&P500は年初来でプラス圏まで戻しています。過去4月のアノマリー通りでは、このままリスクオンでもよさそうです。原油安といっても1月からの戻り歩調が崩れるような下げではありません。

ダウ平均やS&P500のチャートは波乱相場で一時は崩れかけたようにもみえましたが、今になってみれば悪くない。原油安だから株価も下がるだろうではなく、株価が高値更新しそうだから原油を売るのをやめよう、と言うように、株式市場がリスクオンの中心的存在に変わりそうな気がします。

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