新鮮!春だからこそ食べてみたい「野草」5選 タンポポはほぼ余すところがない

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カラシナ

カラシナ (複数種)

アブラナ科に分類される野生の植物は、ブロッコリー、キャベツ、カブ、ケールといった野菜たちと植物学的に近縁である。野生のカラシナは、食品店でみる同類種に比べて香りが強いことがあるが、同じくらい香りの強いものと合わせることでその良さを生かすことができる。

私の地方では、ムスクマスタードをルッコラと同じように使っており、ブルーチーズとあえてサラダにしたり、サンドイッチに挟んで食べたりする。アコウグンバイもお気に入りで、ブロッコリーレイブの代わりとしてソーセージ入りのパスタによく使う。

カラシナ科植物を上手に使う秘訣は、どの時期に一番香りがよくなるかを知っておくことだ。ちなみに、野生のカラシナのよいところは、繁殖力が強いため、たくさん収穫できることである。

レモンの風味にも似たギシギシ

ギシギシ

ギシギシ (ギシギシ属)

タデ科の多年草ギシギシ(羊蹄)は、実をつける長い茎が特徴的で、乾燥するとさび色になる。近所でギシギシを見かけたら、まだ広がりきってない若葉を探すとよい。赤みがかったり紫がかったりしている場合、苦みが強い場合があるので食べない方がいい。シュウ酸を多く含むので、火を通して食べたほうがいいだろう。

スイバが好きなら、レモンの風味にも似たギシギシの味も好きになるだろう。どんなスープにも仕上げに入れるとピッタリで、卵料理にもうってつけだ。

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