楽天がコボ新機種、電子書籍市場は超激戦に

アマゾン・アップルに対抗

2011年の市場規模が629億円(インプレスR&D調査)と紙の書籍推定販売額の約7%にとどまる日本の電子書籍業界は、風雲急を告げている。

業界のパイオニアであるアマゾンは10月24日から、モノクロ画面の電子書籍専用端末「Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)」(8480円)と、カラーで音楽や動画が見られるタブレット端末「Kindle Fire(キンドルファイア)」の改良機種「Kindle Fire HD」(1万2800円)の日本語対応版の予約受付を開始した。11月下旬から順次出荷する。10月25日には日本向け電子書籍ストア「kindleストア」を開設し、新刊を含め約5万冊の日本語書籍を揃えた。

他にも9月25日には、グーグルが自社のタブレット端末「Nexus7(ネクサスセブン)」(1万9800円~2万4800円)をインターネット上で発売し、同時に電子書籍ストア「Google Play ブックス」を日本向けに開設した。アップルは同じく電子書籍ストア「iBooks(アイブックス)」の年内日本開設に向け、出版社との契約に奔走中だ。

アップルは11月2日に世界で最も売れているタブレット端末「iPad」(アイパッド)の7インチ版「iPadミニ」(2万8800円)を日本で発売する予定で、電子書籍にまつわるコンテンツと自社端末の投入競争は熾烈を極めている。

日本勢として、コボは過去の蹉跌を乗り越え、この市場で勝ち残っていけるのか。スタートからほぼ4カ月足らずで、正念場を迎えようとしている。

(撮影:風間 仁一郎)

 

 

 

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