狙われたベルギー、「同時テロ」の一部始終 「十字軍同盟は暗黒の日々を迎える」とIS

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

3月22日午前、ベルギーの首都であると同時に「EUの首都」でもあるブリュッセルのザベンテム国際空港と地下鉄マルベーク駅で、同時爆発攻撃が発生した。事件発生時とその後の様子を撮影した写真の数々からは、緊迫した様子が伝わって来る。

このテロ攻撃による犠牲者数は、23日時点では確定していない。空港では死者が最低10人、負傷者は100人前後にのぼる。地下鉄マルベーク駅では死者20人、負傷者約130人と報じられている。

同時爆発の直後に過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を発表しており、当局は空港の監視カメラに映った3人の容疑者の写真を公開した。このうち2名が自爆死を遂げ1名が逃走しているとみられ、警察当局はその行方を捜している。

ISの犯行声明は「イスラム国に対する攻撃への代償として、十字軍同盟は暗黒の日々を迎えることを思い知らせる」というもの。ISと欧米諸国の"戦い"に外交的な落としどころはなく、双方が相手を潰すことを目指している。このままでは、報復の連鎖を止めることはできないだろう。

東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事