【産業天気図・ビール・食品】加速する低価格化と忍び寄る需要減・・・いよいよ大再編時代へ突入へ

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予想天気
  09年10月~10年3月    10年4月~9月
 
  いよいよ本格的な再編時代が訪れたようだ。

ビール・食品業界は、不況を背景に内食回帰でビールや加工食品など家庭での需要こそ堅調なものの、業界規模は低価格志向の加速などで縮小に歯止めがかからない。2009年度後半以降もこの低価格の波がおさまる気配はない。一方で、原材料価格が08年度に比べて下落しているという好材料はあるものの、食品業界全般的に肝心の売り上げが伸び悩む「曇り空」が続きそうだ。

再編時代幕開けの号砲となりそうなのが、7月に発覚したキリンホールディングス<2503>とサントリーホールディングス(未上場)の経営統合交渉だ。中小規模の企業が数多くある食品・飲料業界では再編は時間の問題とされていたものの、経営基盤も盤石な大手2社の連携は業界に大きな衝撃を与えた。

両社の背中を押したのは危機感にほかならない。少子高齢化でビール類需要がしぼむうえに、低価格志向を受け安価な「第3のビール」への乗り換えが進んでおり、市場規模は下落の一途にある。こうした中、ビール各社は飲料や食品など総合食品化を進める一方で、海外事業の拡大を急いでいるが、こと海外では規模のデカイ海外競合と五角に渡り合うのは難しい状況だ。が、仮に両社が一緒になれれば、海外勢に比べて利益率の低い国内ビールや飲料事業をテコ入れできるだけでなく、海外のM&Aなどもより積極的に仕掛けられるというわけだ。

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