『襲われて』を書いた柳川喜郎氏(前岐阜県御嵩町長)に聞く

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 それは高度の有害物質だから、どこか密閉できるところで保管する。たとえばドイツでは一部で、岩塩の穴に梱包して入れている。いまは無理でも30年後か50年後か、無害化する技術が出てくるかもしれない。この保管という考え方は、言うはやすく行うは難いが、理想としてはそこまでいかないといけない。

--計画地を御嵩町が町有林として所有するのは難しいですか。

年間60億円ぐらいの予算規模の町では無理だ。木曽川の下流500万人が毎日飲んでいる水にかかわる。最大の受益者の名古屋と愛知県が治水森林として購入したらいい。1坪4500円として、10億円あれば大丈夫だろう。愛知県と名古屋市が折半したらどうか。ともに1兆円を超える規模の予算のある自治体だ。新しい展開を期待している。

(聞き手:塚田紀史 撮影:吉野純治 =週刊東洋経済)

やながわ・よしろう
1933年東京生まれ。名古屋大学法学部卒。NHKに入り、東京社会部、ジャカルタ支局、ニューデリー支局、解説委員などを経て、94年退職。95年4月岐阜県御嵩町長。96年10月暴漢に襲われ重傷。97年6月産廃処分場計画への賛否を問う住民投票実施、反対派圧勝。2007年4月町長を退任。


岩波書店 2205円

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