ドンキが独立・開業目指す個人を対象に「熱血商人コンテスト」を開催、ディスカウント店活性化を狙う


 コンテストは、生鮮と総菜部門に分けて行われた。記者の取材が認められた3日の総菜部門は市ヶ谷の江上料理学院が舞台となった。調理開始の合図とともに、出場者は一斉に作業に取りかかる。決められた料理を作るのではなく、参加者が一定の時間内に、店内で販売したい商品を調理してアピールする。独立に向けた強力な支援が受けられるとあって、コンテスト参加者達の表情は真剣そのもの。会場は熱気に包まれた。

参加者は具材を切りそろえ、油の温度を測るなど、ぞれぞれの工程をこなしていく。今回エントリーされたメニューは、鶏肉の唐揚げや肉巻きおむすび、チヂミ、焼きコンニャクなどだった。

審査を担当したのは、ドンキの「熱血商店街」事業本部長など社員のほか、マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏や、流通コンサルタントの月泉博氏、レストラン・ホテルコンサルタントの深津泰弘氏ら計5名。審査員はノートを片手に厨房を歩き回り、作業の進行度合いをチェック。しきりにメモをとっていく。

調理後の試食審査では、出場者に対し、素材や味付けの工夫に加え、売り上げ目標や作業の流れなども細かく確認した。出場者は、「地元でしか手に入りません」「素材の臭みを取るために一手間加えています」など、商品の魅力をアピールしていた。

総菜部門にエントリーした和田玲子さんは、都内で地元大分の鶏料理店を開業するために物件を探していたが、偶然コンテストの存在を知り応募したという。「何とかコンテストを通過して、大分の味を多くの人に知ってもらいたい」と意気込みを語った。

今回のコンテストの合格者は、今回の審査結果を踏まえ約2~3週間を経て決定する予定。合格者の人数制限は定められていない。その後は11月の出店に向けて準備を進めていくスケジュールとなっている。

ドンキでは、「商店街」の成果を検証しつつ、今後も商人コンテストを続けていく方針だ。
(田邉 佳介 =東洋経済オンライン)

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