グーグルが「僻地」まで技術を極め続ける理由 11の最新ニュースから見えてくる"本気度"

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現在はアップルが1位に返り咲いているが、一時的にでも首位になったことは、「グーグルがやっていることがアップルよりも将来性がある」ということを市場が評価したということである。

「すごい」といえば、『グーグルの自動運転車、AIが法律上「運転手」に 当局が見解』(ロイター)というニュース。グーグルの自動運転車に搭載されたAIが法律上で「運転手」と認められたわけだが、これはテクノロジーの精度を上げていくことで国を動かしたことを意味している。普通の企業には到底マネできないことだろう。

「やっぱりグーグル」な8つのニュース

グーグルは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」を使命としている。そして、「インターネットのよさは、さまざまな情報が国境を超えて共有されること」と意識していると思われる。事実、これまでにも絵画などの芸術作品をネット上でアーカイブ化する動きがあった。

そして今回、絵画に続き、日本の工芸品をネット上で閲覧できるようにしたそうだ。『Googleが「Made in Japan: 日本の匠」プロジェクト公開 日本の工芸品を高画質な画像で閲覧可能』(ねとらぼ)。

言ってしまえば、グーグルが日本の匠の技を世界に発信する必要はない。こういった直接的な利益とは関係のない動きを行えることはグーグルならではであり、他の企業にはなかなか真似できないことだ。

世界中の情報を整理するという意味でいえば、『Google、モンブランのストリートビューを提供開始』(TechCrunch Japan)と『Google翻訳、新たに13カ国語を追加』(GIZMODO)のニュースにも触れておきたい。

近年グーグルが力を入れているストリートビュー。市街地などはほぼ網羅し、今回のアルプスのように僻地などにも進出している。全世界のありとあらゆるエリアをストリートビューで閲覧できるようにする動きの一環であり、この動きは今後も続いていくだろう。

そして、グーグル翻訳について。新たに13ヶ国語が追加されたとのことだが、グーグルは「翻訳家がいらないインターネットの世界」の実現を目指しているのだろう。そのためにビックデータや人工知能を活用し、翻訳機能の正確さは年々向上。同時に対応する地域を広げ、その高度なサービスを無料で提供する姿は称賛に値する。

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