雲泥の差!「駅前スーパー充実度」を徹底比較

23区内各線を独自調査

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私鉄系スーパーは鉄道会社のクレジットカードで共通のポイントを貯められるのが特徴だ(写真:Graphs/PIXTA)

東急沿線の「東急ストア」のように、私鉄沿線にある同じ鉄道会社系列のスーパーは、鉄道会社のクレジットカードと共通のポイントプログラムで、PASMOのオートチャージや定期券の購入と、スーパーでの買い物のポイントを一体化できるのが特徴だ。

これらの私鉄系スーパーを中心に「Vマークバリュープラス」というプライベートブランド商品を供給する「八社会」という会社もある。同社の商品は、小田急OX、京王ストア、東急ストア、東武ストア、リブレ京成などの私鉄系スーパーで扱われている。

一方、会社自体の起源を西武鉄道に持ちながら、創業者・堤康次郎の死去の際の企業の相続で別のグループになり、その後のセゾングループの解体によって鉄道とは縁もゆかりもないウォルマートの傘下になった西友は、西武鉄道沿線に多くの店がありながらも西武鉄道と共通のポイントプログラムはない。

だが西友は「ウォルマートカードセゾン」という同店で高い割引率を誇るカードを前面に押し出し、「みなさまのお墨付き」という独自のプライベートブランドを展開している。「みなさまのお墨付き」の商品は「Vマークバリュープラス」に比べて安く、加えて西友自体も全般的に商品の価格が安いため、お得感は高い。

その他の駅前スーパーにも、それぞれのプライベートブランドやクレジットカードのポイントプログラムがあり、お得感を競っている。

スーパーが充実した路線の条件は

全体の傾向として言えるのは、駅前スーパーが充実しているのは生活感の高い、古くからある路線ということだ。学生や独身社会人よりも、家族を持っている人が多く住む路線といえる。たとえば西武鉄道でいうなら、学生が多く住む新宿線ではなく、ファミリー層が多い池袋線のほうが駅前スーパーは充実している。

また、スーパーが充実している駅は、山手線と接続するターミナル駅から比較的遠く、地域の拠点となっている駅である。たとえば、京浜東北線埼玉方面でいえば赤羽、東京メトロ有楽町線(和光市方面)ならば地下鉄成増、東京メトロ千代田線常磐緩行線ならば金町、京王線ならば千歳烏山である。

山手線の各駅や、同線から放射状に伸びる路線のターミナルの隣駅などは、駅前スーパーがないところも多い。日々の日用品や食材を買うなど「生活」のあるところで充実しているのが駅前スーパーだ。その充実度は、路線の沿線住民の所得や路線のブランド力などに関係なく、生活のしやすさを示すバロメーターの一つといえる。

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