急行と各停で「マンション価格」はこうも違う 首都圏の人気5路線で徹底比較してみた
たとえば、京王線で特急が停まる調布の坪単価は309万円。一方、各停しか停まらない国領や布田の坪単価は、調布よりも都心に近いにもかかわらず、それぞれ236万円、208万円となっている。同じく京王線では、急行の停まる千歳烏山の坪単価は321万円だが、1つ先の仙川は268万円、2つ手前の八幡山は288万円だった。
東急東横線では、急行が停まる学芸大学の平均坪単価は385万円なのに対して、手前の祐天寺は370万円、1つ後の都立大学は327万円となっている。京浜急行では、京急蒲田の平均坪単価は286万円だが、2つ手前の大森町は217万円、1つ後ろの雑色は225万円だ。
郊外ほど急行停車駅が強い
急行が停まる駅は坪単価が高いという傾向は、郊外でさらに顕著になる。
小田急線では、町田の坪単価は222万円、相模大野の坪単価は191万円。これは、ずっと都心寄りにある百合ヶ丘の175万円、柿生の169万円よりも高い。東急田園都市線を見ても、各停しか停まらない市が尾よりも、都心から離れた急行停車駅である青葉台のほうが坪単価は高い、という逆転現象が起きている。
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