「ストレス」で14歳娘と別居、育児放棄なのか 梅宮アンナさんのケース、法的責任がある?
タレントの梅宮アンナさんが、14歳の娘と別居していることをテレビで明かし、話題となっている。2月9日放送の情報番組「白熱ライブ ビビット」(TBS系)に出演した際に告白した。それによると、アンナさんが一人で暮らす一方で、娘の百々果さんは、アンナさんの実家で、祖父の梅宮辰夫さんと暮らしているそうだ。
アンナさんは離婚後、シングルマザーとして百々果さんを養育してきた。別居理由は「お互いのためなんです。四六時中、子育てをしているとストレス抱えてしまうので。一緒に暮らしていると喧嘩してしまう」ためなのだそうだ。ただ、百々果さんの塾の送りや食事などで、ほぼ毎日会っているという。
アンナさんの「別居」法的な問題は?
反抗期の子と喧嘩をするのは、ごく自然なことのようにうつる。単身赴任などの特殊事情ではなく「喧嘩してしまう」という理由で、未成年の子どもと「別居」をすることに、法的な問題はないのだろうか。加藤寛崇弁護士に聞いた。
「梅宮アンナさんの別居は、法的側面からは何ら問題はありません」
加藤弁護士ははじめに結論を述べた。
「梅宮アンナさんは、離婚して娘の単独親権者になっているようです。親権者は、子どもの利益のために監護および教育する義務を負うため、監護教育を怠ったり虐待したりすれば、親権の停止や喪失が決まることもあります
しかし、親権者としてなすべき監護教育の具体的内容は、個別の具体的事情によって異なるものであり、基本的には親権者の自由です」