工藤公康「理想のリーダー論などありません」 "後悔だらけ"の野球人生から導き出した答え

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――監督以外にやりたいことがあるんですか?

いっぱいあります。

――何ですか? 野球関連で?

いや、ログハウス作りたいとか、畑を作りたいとか、キャンプ場を作りたいとか(笑)。僕、アウトドア派なので。

――そっちですか(笑)。

そういうのも好きだし、野球界のことを考えれば、子どもたちが野球を好きになり、もっと野球をやってくれるように普及活動を続けていきたい。監督になる前にもやっていましたし。

野球を好きになってくれた子どもたちにどう尽くすか

――各界で活躍する人を小・中学校に招く「夢の課外授業」の賛同者代表も務められていますね。

気取るつもりはないですけど、子どもたちが未来であるということは心に刻んでおきたい。今を作っているのは大人だけど、未来は子どもたちが作っていくのだから。

その中で、野球を好きになってくれた子どもたちに野球界がどう尽くしていくか、そこをしっかり考えていかないと、10年、20年後に、すごく後悔すると思います。

――最後に今シーズンに向けた意気込みを聞かせてください。

今シーズンの目標は3連覇。ファンの方々の願いは3連覇しかないでしょう。ファンの皆さんが望むことを僕らが叶える、これが野球にとっては大事ですから。

(撮影:長﨑 辰一)

佐々木 恵美 フリーライター・エディター

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ささき えみ / Emi Sasaki

福岡市出身。九州大学教育学部を卒業後、ロンドン・東京・福岡にて、女性誌や新聞、Web、国連や行政機関の報告書などの制作に携わる。特にインタビューが好きで、著名人や経営者をはじめ、様々な人たちを取材。

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