セ・リーグの監督が全員40代になった衝撃度 世代交代か一時的ブームかは1年後にわかる

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ノック練習を行う巨人の高橋由伸監督。リーグ内最年少監督だ(写真:日刊スポーツ)

プロ野球界の勢力図が変わった。セ・リーグでは、巨人、阪神、DeNAで監督交代が断行され、全員が40歳代という珍しいシーズンを迎えることになったのだ。

東京ヤクルトスワローズ 真中 満 45歳
読売ジャイアンツ 高橋由伸 40歳
阪神タイガース 金本知憲 47歳
広島東洋カープ 緒方孝市 47歳
中日ドラゴンズ 谷繁元信 45歳
横浜DeNAベイスターズ アレックス・ラミレス 41歳

 

リーグの監督全員が50歳未満というシーズンは、1980年セ・リーグ以来、実に36年ぶりのことだ。当時、巨人・長嶋44歳、阪神・ブレイザー48歳・中西47歳、広島・古葉44歳、中日・中44歳、大洋・土井47歳、ヤクルト・武上39歳の顔ぶれだった。

注目はやはり巨人高橋、阪神金本

特に今シーズンは、東西の人気チームである巨人、阪神の”刷新”が注目されている。巨人はポスト原に松井秀喜氏への待望論が根強かったが、コーチ兼任だった高橋監督が現役に余力を残しながらの引退で、リーグ内最年少にしてトップの座に就いた。

阪神に至っては、1軍監督は指導者を経験した人材起用を重んじていたが、この方針を変更。岡田、真弓、和田と1985年に達成した日本一メンバーの基本路線が続いたが、指導者未経験の金本氏の起用に舵を切った。専任の指導者経験のない監督は、1975年就任の吉田義男氏までさかのぼってない。豊富な戦力をそろえながら10シーズンも優勝から遠ざかったことが理由にあることはまちがいない。

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