新幹線の車窓に現れる巨大な「輪」のナゾ

土木、流通…小田原付近に見る日本の「今」

小田原付近で保線車両越しに見える、巨大な「輪」

東京から新大阪までの、東海道新幹線車窓の旅。ユーモアあふれる「プチプチ」看板を通過すると、列車は大小10ほどのトンネルを通過する。全長1316mとやや長い弁天山トンネルを抜けると、車窓右側、A席側に小田原厚木道路の高架が見え、JR御殿場線をまたぐ。

小田原駅停車の「ひかり」「こだま」なら、そろそろ小田原駅到着のチャイムが鳴るだろう。ここは、もう神奈川県小田原市だ。

「のぞみ」なら、時速260km前後を維持したままあっという間に通過してしまう小田原駅だが、実は自然、産業、文化財など車窓の見どころが多いエリアだ。

保線基地は「新幹線発祥の地」

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まず、左手(A席側)から東海道本線が近づき、同時に多数の業務用車両が現れる。これは東海道新幹線の鴨宮保線基地。新幹線の線路などを保守・点検する車両が集まっている施設だが、元は新幹線建設に先立って建設された「鴨宮モデル線」の終点、鴨宮基地だった所だ。

ここから小田急江ノ島線高座渋谷駅付近までの約37kmの区間で、1962(昭和37)年から数々の走行実験が行われた。保線基地内には「新幹線発祥の地」を記念する石碑があるが、新幹線側からは見えない。

保線基地を通過する頃、保線車両の向こうに巨大な「輪」が見えてくる。建物の2階ほどの高さもあり、周囲は駐車場なので、自動車との対比でその巨大さが際立つ。

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