電車内の「スマホ通話」を認めてもよいか?

Wi-Fi普及拡大、利用ルールも緩和続く

電車内でのスマホ・携帯電話の利用環境は年々改善されてきた(写真:Ushico/PIXTA)

今や日常生活に欠かせなくなったスマートフォン。電車での移動中も、乗り換え案内やメール、SNS、さらには動画やネットニュースの閲覧など利用するタイミングは多い。通勤時の車内では、片時も手から離さず画面を見つめている人を多く見かける。

以前はときどき現れる「圏外」の表示を気にしながらのメール送信程度だった電車内でのモバイル通信環境は、ここ数年で大きく変わった。

2014年には関西の鉄道25社局、そして昨年10月には東北・関東・甲信越の鉄道37社局で、それまで「優先席付近では電源オフ」だったルールが「混雑時には電源オフ」に緩和され、車内でスマホや携帯電話によるネットの利用ができる場面は広がっている。

だが、今のところ通話に関しては「ご遠慮ください」というのが一般的なルールだ。すでに定着していることもあって、ほとんどの人はルールを守っているものの、車内で取引先や会社から着信を受けた際や、仕事での移動中などに電話が使えれば……と思ったことのある人も多いのではないだろうか。

ネット利用は進化が続く

電車内での通信環境は年々進化を続けている。かつては電波の入らなかった地下鉄のトンネル内も利用エリアが広がり、2011年度末から一部区間で通信可能になった東京メトロは、2013年3月には全線で使用が可能に。都営地下鉄もほぼ同じ時期に全線で使用可能になった。大阪市営地下鉄も、2012年から一部区間で使用が可能になり、2014年3月末から全線で通信可能になっている。

タブレット端末などの利用に便利な、車内でのWi-Fi(無線LAN)サービスも少しずつ広がってきた。東海道新幹線のN700系やつくばエクスプレス、京成電鉄などの車内では、携帯電話会社などによるWi-Fiサービスが利用できるほか、都営地下鉄は2月5日から、電車内での無料Wi-Fiサービスを開始する。

まずは空港アクセス路線でもある浅草線の1編成に導入し、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年3月までには浅草線・大江戸線・三田線・新宿線の全編成に導入する予定だ。

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